マンションの結露 原因と対策

結露

とうとうブログデビューすることになってしまいました築田(つくだ)です。

1月も半ばになりやっと冬らしくなってきましたね。
冬といえば鍋ですね。

 

だれも興味ないと思いますがわたしは特にテッチャンのもつ鍋が大好きです。
冬に鍋は最高なんですが、ちょっと困ったこともあります。

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マンションなんかの気密性の高い建物の場合、蒸気を発生させるような料理や加湿器などで部屋の中が湿気の多い状態なってしまうと、窓にビッシリ水滴がついてひどいときには壁もべったりと濡れているような状態になったりしますね。

こんな結露ってなんとかならないものなんでしょうか?ちょっと根本的なところから考えてみたいと思います。

そもそも結露ってなに?

「結露(けつろ)とは、固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気が凝縮する現象のことである。」Wikipedia
要するに、家の中で言うと「固体状態における物質の表面」っていうのは窓ガラスのことで、「固体状態における物質の内部」っていうのは壁の中にある空洞のことです。この窓ガラスや壁の表面、壁の中で水蒸気が凝縮して液体の水になってしまうことを結露といいます。ちょっと細かく言うと「固体状態における物質の表面」で結露することを「表面結露」、「固体状態における物質の内部」で結露することを「内部結露」なんて言ったりします。両方ともカビの発生や建物をいためる原因となってなってしまう困った現象です。

なぜ結露は発生するのか?

空気中に気体の状態にある水分子のことが水蒸気、その気体が凝縮して液体となったものが水です。
空気中にはある一定程度、気体状態にある水分子を気体状態のまま保持できますが、その保持できる程度が室温によって変化します。
(室内温度が高い状態では水分子が活発に運動していて結合して水になりにくくなっているのに対して、室内温度が低くなると水分子の運動が活発ではなくなり結合して水になりやすくなります。)

具体的には、室温が高いほど水蒸気のままでいられる水分子の数が増え、室温が低いほど水蒸気のままでいられる水分子の数は少なくなります。室温が変化する際に、温かいの空気中で水蒸気として存在できた水分子が、室温が低くなることにより気体のまま存在できなることによって液体となった水に変化します。これが結露がおこるメカニズムです。

こういった現象が住宅では、高温高湿の空気に含まれる水蒸気が冷やされた外部に面した窓ガラスや壁の表面で凝縮(表面結露)したり壁に入りこんだ水蒸気が壁の内部で冷やされて凝縮(内部結露)をおこしたりすることで現れます。

結露(表面結露)

どうやったら結露を防ぐことができる?

困った結露ですがなんとかしてこれを防ぐにはどうすればよいでしょうか?

表面結露を防ぐ

窓や壁表面に発生する「表面結露」の原因は以下の三つですのでこれらを解決すれば大丈夫です。

原因①:窓や壁表面の温度が水蒸気が凝縮してしまう温度まで下がってしまっていること
解決策①:窓や壁表面の温度を高くする壁・窓の断熱の強化

img_a002030001_01(LIXIL内窓サッシ:インプラス)

top(積水科学断熱材:フェノバボード)

原因②:室内空気の水蒸気量が窓や壁表面の温度で凝縮してしまう量が存在してしまっていること。
解決策②:室内空気の水蒸気量を減らす。→換気を頻繁に行う・ガスファンヒーターなど水蒸気の発生させるものを使わない。

原因③:窓や壁表面の近くで水蒸気を含む空気が滞留していまっていることで水分子が結合しやすくなっていること。
解決策③:窓や壁表面の空気の流通を促進する。→窓や壁表面にサーキュレータ等で強制的に空気を滞留させないようにする。窓際にカーテンやブラインドなど空気を滞留させるようなものを極力設置しない。家具などを結露しがちな壁の近くに設置しない。etc

解決策①は壁の断熱改修や窓であれば二重窓(内窓)の設置など工事を行う為コストがかかる方法ですが、建物自体の断熱性自体も高めるため省エネ体感温度の改善にもつながる為結構おすすめです。それに対し解決策の②③などは工事は必要ありませんし、今すぐにでもできることですのでお困りの方はすぐにでも実行されるといかがでしょうか?

内部結露を防ぐ

壁の内部で結露する「内部結露」これはなかなか厄介です。内部結露は室内側からあまり確認できない為、壁表面のカビの発生や壁の内部の木材などが腐ってくるまで発覚しないことが多く、分かったときにはどうしようもなくなっていることが多いです。「内部結露」の原因と解決策は以下になります。

原因①:壁内部の温度が水蒸気が凝縮してしまう温度まで下がってしまっていること。
解決策②:壁内部の温度を高くする。→外壁側に断熱を行う外断熱を行い室内側の温度と同じ温度に壁内部の温度を保つ。

原因②:壁内部に高温高湿の室内空気が入りこんでしまっている。
解決策②:壁内部に高温高湿の室内空気を入りこまない様にする。→壁の内部に湿度を入れないように防湿シートを貼っていくなどして防湿の層を設ける。

解決策の①の外断熱の施工はマンションなどの集合住宅はもちろん戸建でもコストが高額になり現実的ではありませんし、解決策の②も一度室内側の壁の仕上げを撤去して防湿シートを設置することになり結構なコストがかかってきます。現実には解決策の②くらいしか方法はないのですが、単独での断熱改修というよりはある程度大規模なリノベーション工事等と一体となってすることをお勧めします。

終わりに

ちょっとマニアック?な内容となりましたがいかがでしたでしょうか?ちょっとはお役に立てていただけるかなと思っています。
ある程度の結露はちょっとした住まい方でなんとかなることも多いのでみなさん工夫をしてみてくださいね。
冬に鍋をするときは結露の防止には鍋の時は換気をまめにすることをおススメします!

 

 

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築田 博幸
材木店・設計事務所・工務店での経験を生かしてプランから設計施工までいろいろ仕事をしています。普遍的なデザイン、安全安心な施工を提供していきます。リノベーション・小さなリフォームから新築までお気軽にご相談ください。

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